Pi2epowc

こんばんは。今日はchiakiが、ワークセンターの仲間と甲子園の阪神−中日戦を観戦に行っております。従ってレッスンはなしです。ずっと以前から欲しかったCDでキャスリン・バトルとレヴァイン/シカゴ響の結婚カンタータですが、やっと入手しました。結婚カンタータは古楽器を含めずいぶんたくさん聴きましたが、購入意欲がなかなか湧きませんでした。

それというのもバトルとレヴァインのライブだったと思うのですがかなり以前FMで聴き、バトルの声にはまってしまったからだろうと思います。バッハの結婚カンタータとバトルではミスキャストのよう思われますが、これがなかなかのものです。この曲はオーボエ、フルート等がオブリガート以上にソプラノと重奏するのですが、レイ。スティル(オーボエ)らのシカゴの管楽器の名手のオブリガートが邪魔せず、ぴったりと寄り添い、しかも聴かせるのです。

FMの方はカセットに録音してあり、何度も聴いているつもりでしたが、こうやってCDを聴きますと、この結婚カンタータの魅力は、一人バトルの魅力だけでなく、シカゴ響の管楽器奏者の実力が大いにものをいっている感じです。

おまけのつもりで、ブランデンブルグ協奏曲の第2番、第5番を聴きましたが、リズムの乗りといい、管楽器奏者の実力といい、レヴァインの素敵なテンポと相俟って、こんなに楽しいブランデンブルグは聴いたことがありません。2番のトランペットは名人芸を超えた名人芸で、オーボエとフルートとの競演もお見事としかいいようがありません。なお5番はレヴァインがチェンバロを弾きながら指揮をしています。

またおまけのおまけで、ゴールウェイがフルートを吹く、管弦楽組曲2番も、私は初めて聴く室内オーケストラですが、バッハを軽くドライブしているようにもきこえますが、鮮やかなアンサンブルは聴くも鮮やかです。

ほんとに楽しい1枚でした。

J・S Bach
結婚カンタータ 
ブランデンブルグ協奏曲第2番 BWV1047
ブランデンブルグ協奏曲第5番 BWV1050

ジェームズ・レヴァイン指揮 シカゴ交響楽団
ソプラノ キャスリン・バトル、オーボエ レイ・スティル
トランペット アドルフ・ハーセス、フルート ドナルド・ペック ヴァイオリン サムエル・マガド
1977年録音

J・S Bach
管弦楽組曲第2番 BWV1067

フルート ジェームズ・ゴールウェイ
指揮 Jorg Faerber
Wurttembergisches
Kammerorchester Heilbrown
1991年録音

尚この盤は国内盤でもありますが、輸入盤ですと1000円もしないのです。蛇足ながら、古楽の響きに、ある種の違和感を覚える方には、超お勧めです。